5月27日千葉市内で通常総会開催 圏央道全線開通等の要望書案が満場一致で採択 首都圏中央連絡自動車道建設促進期成同盟会

[caption id="attachment_16173" align="alignleft" width="343"] 「早期全線開通と4車線化を」と熊谷会長(千葉県知事)[/caption]

首都圏中央連絡自動車道建設促進期成同盟会(会長=熊谷俊人千葉県知事)は5月27日、千葉市内で通常総会を開催。未開通区間となっている大栄~松尾横芝間の2026年度までの開通に向け、確実に事業を進めることなど、圏央道の全線開通等を求める要望書案が満場一致で採択された。

冒頭、登壇した熊谷会長が「圏央道は半島性の克服、県内経済の活性化、そして災害時には緊急輸送道路となるなど、平常時・災害時問わず安定した人とモノの流れを確保することからも、大変重要な道路」と挨拶。「成田空港周辺での大型国際物流施設の開発や圏央道沿線での大型企業の進出が進む。圏央道があるからこそ、沿線全域にわたり雇用創出や地域活性化等の大きな経済効果が表れている。圏央道の1日も早い全線開通と4車線化の実現を」と訴えた。

総会では、24年度事業報告・決算案、25年度事業計画・予算案、役員の一部改選案を審議し、原案通り可決。小泉一成副会長(成田市長)が「首都圏中央連絡自動車道の整備促進に関する要望書」(案)を朗読、採択された。

要望書では、大栄~松尾横芝間の26年度までの開通と大栄~多古間の1年前倒しの開通を明記。暫定2車線区間の4車線化については、千葉・茨城県境~大栄間の26年度までの開通と、松尾横芝~東金間の早期事業着手、その他の未事業化区間についての優先整備区間の選定等が求められた。

また懸案の「成田国際空港及び周辺地域と圏央道を結ぶ新たなIC」については、「地域活性化IC制度を活用し、速やかに連結許可を行い、新規事業化すること」と盛り込まれた。

同会では今後、要望書をもとに、国、関係機関等へ積極的に要望活動を展開していく方針。

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