NEXCO3社 「リニューアルプロジェクト」本格スタート 最新技術投入で予防保全

東日本、中日本、西日本のNEXCO3社は、昨年大臣許可を受けた大規模更新・修繕事業を「高速道路リニューアルプロジェクト」と名付け、今年度より本格化する。3月30日、事業の実施計画を明らかにした。

大規模更新や修繕は、最新の技術的知見や技術基準によって長期耐久性を向上させるとともに、その後の維持管理を考慮した予防保全型管理の視点も加える。

大規模更新は、床版取り替えや桁の架け替えが中心となる。3社合計で対策延長は橋梁・床版が約220㌔、橋梁・桁が13㌔程度で事業費は約1兆7500億円。大規模修繕は高性能床版防水・桁補強・グラウンドアンカー、トンネルインバート設置などを中心に、事業費は約1兆2600億円を見込む。

NEXCO3社では、事業の目的や必要性の周知に向けて、「高速道路リニューアルプロジェクト」のロゴマークを作成。今後、ポスターやパンフレット等に活用していくことにしている。

■16年度実施予定のリニューアルプロジェクト(長期間の対面通行規制等が必要な工事)

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