NEXCO東日本、中日本、西日本の高速3社の2025年度中間決算がこのほどまとまり、概要が発表された。4月1日から9月30日までの間、各社とも交通量は増加傾向を示し、料金収入は東日本が前年同期比1・6%増の4399億円、中日本が同2・0%増の3577億円、西日本がどう2・4%増の4049億円を計上。高速道路事業は概ね順調に推移したものの、一方では管理費は資材価格の高騰など物価高の影響が見られ、維持管理に苦労している一面もうかがわれた。
【東日本】
高速道路事業の営業収益は前年度同期比10・3%増の5418億円を計上。このうち、料金収入は同1・3%増の309万台/日と交通量が増加したのに伴い同1・6%増の4399億円。
道路資産完成高は、首都圏中央連絡自動車道・久喜白岡JCT~大栄JCTの4車線化の一部完成や高速道路リニューアルプロジェクトの進捗等により同76・2%の438億円増で、1012億円となった。
一方、高速道路事業の営業費用は同12・0%増の5153億円で、うち管理費用等は、労務単価や資材費の高騰による維持管理費の増加などにより同4・9%増の1171億円。高速道路事業の営業利益は265億円となった。
関連事業の営業収益は同18・0%減の301億円で、うちSA・PA事業は同0・2%増の189億円。SA・PAの店舗売上高は923億円で同2・6%伸びた。営業費用は同18・4%減の277億円で、関連事業の営業利益は同13・7%減の23億円。
結果、東日本の中間決算の経常利益は11・8%減の313億円、中間純利益は同14・2%減の239億円となった。
【中日本】
料金収入は、交通量が前年度同期比1・2%増の209万台/日と伸びたこと等から同2・0%増の3577億円の増収となった。道路資産完成高は、東海環状自動車道で山県IC~大野神戸IC間の新規開通等で155・9%増の2391億円を計上。結果、高速道路事業の営業収益は同34・4%増の5974億円となった。
高速道路の営業費用の内訳は道路資産賃借料が同0・9%増の2499億円、管理費用等が同6・6%増の918億円で、これに道路資産完成原価を加えた費用計は5809億円を。営業利益は165億円で、同5・5%の減益となった。
関連事業は、SA・PA事業が客単価の上昇に伴い店舗売上高が増加し183億円、同5・7%の増収となり、営業収益は同4・6%増の379億円を計上。営業費用は売上原価や業務委託費等の増加で同8・6%増の347億円となり、関連事業の営業利益は同25・7%減の31億円だった。
中間決算の経常利益は8・2%減の205億円、中間純利益は同0・8%増の162億円を計上。
【西日本】
管内の高速道路の通行台数は前年同期比2・5%増の314万台/日となり、料金収入は同2・4%増の4049億円。道路資産完成高及び同原価は東九州自動車道(隼人道路)の4車線化事業の完成等により同53・8%増の1287億円が計上された。高速道路事業の営業収益は同11・4%増の5588億円となった。
管理費用は、物価変動の増加等により同4・2%増の1071億円を計上。高速道路事業の営業利益は、同7・0%減の172億円となった。
関連事業では、SA・PAの飲食物販店舗売上高が同4・5%増の540億円となり、SA・PA事業の営業収益は176億円、同5・4%増の増収となった。
SA・PA事業の営業利益は、店舗改良に伴う撤去費等の増加により、同8・8%減の24億円。関連事業全体では同7・1%減の26億円だった。
全事業の経常利益は同3・4%増の211億円、中間純利益は同10・2%増の162億円。


