「鷹巣大館道路」鷹巣~二井田真中 10月22日に開通へ 県北、雄勝両地域の活性化に

国土交通省能代河川国道事務所は、日本海沿岸東北自動車道「鷹巣大館道路」のうち、鷹巣IC(秋田県北秋田市)~二井田真中IC(同県大館市)間(延長12.2㌔)を、10月22日に開通すると発表した。開通区間は無料で通行できる。開通時刻、開通式典等は決まり次第発表。

この開通発表を受け、佐竹敬久秋田県知事は「降雪期前の開通が実現できることを大変嬉しく思う。県北、雄勝両地域の活性化を大きく後押しするものと期待している」とコメントした。

11年度に大館北IC~小坂IC間の開通時期が公表されて以降、沿線の大館市では、工業団地拡張の整備が進んでいる。今開通により、物流効率化や更なる産業集積を後押しされる見込み。延伸開通を見据えた企業進出なども好調に推移し、県北地域全体の更なる産業発展に大きく貢献する。

また、同道路開通による時間短縮が県北地域の連携した広域周遊観光ルートの形成を支援。世界自然遺産「白神山地」や「縄文遺跡群」などの世界遺産周遊観光ルートの形成も支援する。さらには、冬期積雪や吹雪などの交通障害や災害時の代替性が確保され、通勤や物流の定時性・信頼性が大幅に向上するなど、県北地域の暮らしと産業を支える。

「鷹巣大館道路」の総事業費は、約512億円、今回開通する区間の総事業費は約390億円。あきた北空港IC~鷹巣IC間(延長1.7㌔)は、17年度の開通を予定している。

パーマリンク