[caption id="attachment_4209" align="alignleft" width="300" caption="国交省で石川道路局長に提言書を手交する桝田佐久市長ら"][/caption]
長野県佐久市の栁田清二市長が会長を務める、「長野県中部横断自動車道建設促進期成同盟会」と「国道254号(佐久―松本間)道路整備期成同盟会」は17日、財務省の茶谷栄治主計局次長や国土交通省の石川雄一道路局長らと面談。両道整備によるネットワーク強化を求める提言書を手交した。
栁田会長は特に〝太平洋と日本海を結ぶ命の道〟と位置付けている中部横断道のうち、県内で唯一残っている未事業化区間「八千穂~長坂JCT間(延長約34㌔)の早期事業化」を要請。中部横断道が全通した暁には、「佐久~清水港間の大型車両の通行料金は市が試算すると約4300円で、横浜港までの料金と比べ半額以下になる。清水港までの輸送時間も約90分短縮する」。更に「浜岡原発の有事や南海トラフ地震等による複合災害時に代替路となる」と必要性を繰り返し説明した。
また長野県で、県議会議員と市町村議員による中部横断道議員連盟が近く発足することを報告。「地域も前向きな空気になっている」と述べ、同行した沿線首長らも「高原野菜の販路拡大など、地域の可能性が広がる」と相次いで発言。八千穂~長坂JCT間の速やかな環境影響評価手続きの完了を訴えた。