福島5団体が都内で合同大会 常磐道全線4車線化等を要請

[caption id="attachment_4207" align="alignleft" width="300" caption="事業推進に決意を語る内堀知事"][/caption]

福島県の建設促進期成同盟会5団体は10月31日、東京・隼町で「東北横断自動車道いわき新潟線・常磐自動車道・東北中央自動車道建設促進期成同盟会合同大会」を開催。沿線関係者ら約120人が参集し、〝住民希望の道〟整備に向け気勢を上げた。

5団体の会長を務める内堀雅雄知事は、3路線の整備が順調に進んでいることを報告した上で、「常磐道の全線4車線化、東北中央道の建設促進、東北横断道いわき新潟線・会津若松~新潟中央間の暫定2車線区間の4車線化」を要請。これらの事業を推進するための所要予算確保に向け全力で取り組む考えを示した。

来賓挨拶では国会議員を代表して亀岡偉民衆議院議員が「(3路線の)縦横軸は復興を進めるための大切な道路。皆さんの熱心さが国を動かす力になる。道路があれば助かった命に思いを致し、〝住民希望の道〟となるよう頑張りたい」と力を込めた。

さらに意見発表では各路線を代表して井関庄一柳津町長(磐越道)、馬場有浪江町長(常磐道)、加藤憲郎新地町長(東北中央道)が登壇。「原子力災害からの復興・再生、避難住民の帰還を加速させるためにも整備の促進を!」「震災の時、救援物資が届かず道路の重要性が身に沁みた。相馬~福島が開通すれば30分の時間短縮が実現する」と訴えた。

大会後に行われた要望活動では復興庁、財務省、国交省、NEXCO東日本を訪れ、福島県内の道路網整備の必要性について訴えた要望書を今村復興大臣、福田主計局長、田中国交副大臣、廣瀨社長に手交した。

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