[caption id="attachment_5826" align="alignleft" width="300" caption="出水ICで行われた開通式典の通り初め"][/caption]
南九州西回り自動車道「出水阿久根道路」の出水IC(鹿児島県出水市下知識町)~高尾野北IC(同高尾野町)間(延長3・9㌔)が12日午後4時に開通した。この開通で、出水阿久根道路(延長14・9㌔)は全線開通し、出水市~阿久根市間の移動時間は、約15分短縮し約23分になる。出水阿久根道路は片側1車線の暫定2車線、通行無料。完成総事業費(4車線)は約555億円。
出水ICで開通式典が開催され、三反園訓鹿児島県知事をはじめ、渋谷俊彦出水市長、国や地元関係者ら約130人が出席した。三反園知事は「出水市と阿久根市との間の移動時間が短縮されることにより、物流の効率化、地域間交流の拡大が図ら
れ、経済の活性化や交流人口の増大など、北薩地域の振興に大きく寄与するものと期待する」と挨拶した。関係者らは地元幼稚園の園児らとともに、テープカットやくす玉割りを行い、通り初めやパレードを行った。
開通に先立ち、同区間で開通前の新しい道路を歩くウォーキングイベントが行われ、地域住民ら約1700人超が参加。爽やかな青空のもと、開通したら歩けない高速道路を踏みしめながら散策した。