東九州自動車道建設促進協議会、東九州軸推進機構 促進大会に約120人 未来を担う高校生アピールも

[caption id="attachment_5822" align="alignleft" width="300" caption="決議採択後、参加者全員で早期全線開通の実現を目指す「ガンバロー」を三唱"][/caption]

東九州自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)と東九州軸推進機構(会長=麻生泰九州経済連合会会長)は10日、同自動車道の全線完成を強く求める促進中央大会を東京都内で開催した。

当日は河野会長はじめ、広瀬勝貞大分県知事ら、大分、宮崎、鹿児島、福岡4県と北九州市から沿線市町村長、経済界代表約120人が参集。衛藤征士郎衆議院議員をはじめ4県選出の国会議員、国土交通省の石川雄一道路局長、前川秀和NEXCO西日本取締役常務執行役員が駆け付けた。

同協議会の副会長を務める広瀬大分県知事は開会挨拶で、「東九州道は多くが暫定2車線。この4車線化がたいへんな急務」、河野会長は「今年度、北郷~日南間約9㌔が開通するが、宮崎、鹿児島県にはまだ未開通区間が残っている」と述べ「心ひとつに頑張ろう」と呼びかけた。

また、同機構の副会長を務める米良充典宮崎商工会議所会頭は、「宮崎動いちょります」と東九州道のストック効果を「IT産業がわんわんときよっとですわ」と紹介し、会場を沸かせた。

一方、国会議員代表として登壇した衆議院議員の衛藤征士郎高速道路建設推進議員連盟会長は、「ラグビーワールドカップ、東京オリンピックでインバウンドが増える中、暫定2車線区間で事故が起こればえらいことになる。我々は焦眉の急で急がなければならない」と語った。続いて、石川道路局長、前川常務が東九州道の現況と今後の取り組み等についての説明とともに道路予算の満額確保への支援を要請した。

この日は、「未来を担う高校生アピール」として尚志館高等学校2年の前田倫志さんが登壇。自己の成長と共に便利になる高速道路への実感を語るとともに、先月の台風により通行止めとなっている宮崎の国道220号に触れ、「現在はう回路の山越えとなっており、さぞかし大変だろうと鹿児島に住む自分も心配している」と気遣った。

来年度予算の満額確保などを盛り込んだ8項目の決議を満場一致で採択した後、参加者全員で早期全線開通の実現を目指す「ガンバロー」を三唱。整備促進の一声が会場一杯に轟いた。

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