新東名・伊勢原大山~新秦野 開通で経済活動が加速

NEXCO中日本東京支社は、昨年4月16日に開通した新東名高速道路・伊勢原大山IC~新秦野IC間(延長約13㌔)が開通1年を迎えるにあたり、整備効果を取りまとめ、発表した。

同区間の開通により、埼玉県や横浜・川崎地域などの都心近郊から、開通区間沿線市町の観光施設周辺で来訪者が10%以上増加し、広域からの誘客増に寄与した。周辺の観光施設の更なる賑わいが期待される。

新東名全線開通を見据えた沿線自治体でのIC周辺の土地利用・開発が推進し、経済活動が加速。開通区間にある秦野丹沢スマートIC周辺の工業団地から海老名JCTまでの所要時間は約19分と、開通前に比べ約12分短縮し輸送効率が向上した。

また、三次救急医療施設の東海大学医学部付属病院へ、30分以内での搬送可能圏域人口が約7・3万人増加。秦野市西部から同病院までの所要時間が約23分になり、開通前と比べ約19分短縮し、地域の救急医療の安全・安心に寄与。昨年11月のヒアリング調査で、救急隊員からは「搬送時間が短縮され、患者への負担が軽減された」などの声があった。

さらに車線規制を伴う東名集中工事期間では、新東名の交通量が通常期比較で約1・2~1・3倍に増加しており、東名沿線発着の車両が新東名を利用することで、東名の負担軽減にも繋がっており、状況に応じた柔軟な経路の選択が可能になったことなど、様々な整備効果があったことが分かった。

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