早期開通などを求め国交省に要望活動 三遠南信道路建設促進期成同盟会

[caption id="attachment_2821" align="alignleft" width="300" caption="森国交省道路局長に要望書を手交する要望団"][/caption]

長野、静岡、愛知3県と関係10市22町村で構成する三遠南信道路建設促進期成同盟会(会長=阿部守一長野県知事)はこのほど、国土交通省を訪れ、三遠南信自動車道の整備促進を求める要望活動を実施した。

太田寛長野県副知事をはじめ、唐木一直南箕輪村長や熊谷元尋高森町長、熊谷秀樹阿智村長ら沿線首長らと随行者約30人が参加し、森昌文道路局長と西脇隆俊国土交通審議官と面談。

太田副知事らは、三遠南信自動車道の開通区間周辺で、企業立地の促進や観光客の増加などのストック効果があったことを紹介。「現在、リニアと三遠南信道と同時着工で工事を進めて頂いている。更なる発展を遂げていく上で、本道路の役割は極めて重要。引き続き整備促進をお願いしたい」と述べた。また、三遠南信地域では、古くから県境を越えた交流があり、開通は沿線地域住民にとって永年の悲願。早期開通を期待していると訴えた。

また、飯喬道路、青崩峠道路、佐久間道路・三遠道路の一層の事業推進と早期開通、水窪IC~佐久間IC間の早期事業化など、同自動車道をはじめとする必要な道路整備が進められるよう、道路事業全体の予算並びに16年度当初予算の確保などを盛り込んだ提言書を手交した。

森道路局長は「リニアも近くに通っていくので、地域の受け皿をどう作っていくかが大事。三遠南信構想が実現するよう力を合わせていただきたい」と述べ、西脇国土交通審議官は「今後も頑張って進めていきたい」と述べた。

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