東九州道建設促進中央大会「インフラ格差は教育格差」串間市の高校生・門川さんも訴え

[caption id="attachment_7291" align="alignleft" width="300" caption="ガンバロー三唱で大会は閉会。この後、河野会長らは国交省などに要望活動を行った"][/caption]

東九州自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)と東九州軸推進機構(会長=麻生泰九州経済連合会会長)は7日、東京・平河町の都市センターホテルで建設促進中央大会を開催。国や経済界、関係者等約100人が結集し、早期全通に気勢を上げた。

色とりどりの法被姿を来た女性団体も参加し、華やかに盛り上がった大会冒頭、河野会長は「東九州道の完成は、地域900万人を超える沿線住民の長年の悲願。総延長436㌔の全通が九州全体の発展につながる」と熱弁を揮った。

また、麻生会長に代わって登壇した副会長の吉村恭彰大分商工会議所会頭も「未開通区間は宮崎以南の2割。多くの自然災害が発生した九州であるのに、これでは〝命の道〟としての機能を果たせない」と訴えた。

さらに来賓の衛藤征士郎高速道路整備推進議員連盟会長は「今大会の目的は、ミッシングリンクの早期整備、暫定2車線区間の4車線化。この2つに尽きる。しかしこれを推進するための財源を考えなければならない」と提起し、「一致団結して事にあたろう」と呼びかけた。

大会には、宮崎県の串間市に住む高校2年生・門川菜摘さんも出席し、「大学の説明会にしても、進学するにしてもその殆どの場所が宮崎市内で、串間からは往復4時間かかり現地には2時間しか滞在できません。インフラ格差は教育格差と同じです」と、苦しい胸の内を明かした。

ガンバロー三唱で閉会した後、河野会長、安東隆大分県副知事らは大要望団を構成し、自民党の萩生田光一幹事長代行や財務省の岩佐理主計官、国土交通省の阿達雅志政務官を訪問。住民の熱い思いを要望書として手交した。

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