東九州道開通 日南北郷~日南東郷間3月11日に 更なる企業進出を後押し

国土交通省宮崎河川国道事務所(鈴木彰一所長)は1日、東九州自動車道の日南北郷IC(宮崎県日南市北郷町)~日南東郷IC(日南市大字東弁間(延長9㌔)を3月11日午後4時に開通すると発表した。開通に先立ち午前10時半から、日南市北郷農村環境改善センターで開通式典、日南北郷IC内でテープカットなどが行われる。開通区間は通行無料。総事業費は約200億円。

同区間の開通で、宮崎市から日南市までの所要時間は約9分の時間短縮が見込まれ、今後、清武南ICまで延伸されれば約23分の時短が見込まれる。また、医療機関での医師の確保や、3次医療施設への輸送時間の短縮で患者への負担軽減、救命率の向上も期待される。

日南市では、1998年以降に新たに11社の企業が進出し、3百人の雇用が創出。今後、東九州道の開通を見据え、更なる企業進出や雇用創出が期待されることから新たな工業団地造成が検討されている。

そのほか、観光周遊ルートが拡大することで、観光振興による地域活性化や、災害時の通行止めの回避や輸送ルートの確保が図られ、平常時・災害時を問わず、安定的な輸送確保のための道路ネットワークが構築される。

パーマリンク