東北中央道・福島JCT~福島大笹生間 今秋の行楽シーズン前までに開通へ

国土交通省、福島県、NEXCO東日本は、17年度の開通を予定していた東北中央自動車道・福島JCT(福島県福島市笹谷)~福島大笹生IC(同市大笹生)間(延長1.4㌔)を「今年秋の行楽シーズン前までに」開通する見通しと発表した。また、これまで仮称であった福島JCTは従前通り、大笹生ICは「福島大笹生IC」に正式名称が決まった。

地域活性化ICの「福島大笹生IC」周辺には、福島市が工業用地と道の駅を整備する方針。さらなる企業立地の促進が期待される。県は、県道上名倉飯坂伊達線(通称フルーツライン)を同ICとの接続道路とし、上下線への進入路を設ける。

この開通により、福島市西部に集積している飯坂温泉や、くだもの狩りなど、魅力あふれる観光地へのアクセスが改善し、観光活性化に寄与。

また、同地域は、3万人収容のスポーツ交流施設などが集積する県内有数のスポーツ交流拠点であり、東京五輪の野球・ソフトボール競技の誘致を正式表明。サッカー出場チームの合宿誘致を検討するなど、アクセス向上効果により誘致活動を支援する。

同区間の総事業費は、国交省、NEXCO東日本、福島県の3者トータルで約154億円。

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