東北地方整備局は1日、岩手県釜石市に「南三陸沿岸国道事務所」を開設した。東日本大震災からの早期復興リーディングプロジェクトとして整備を進めてきた三陸沿岸道路の管理をより集中して適切に行える体制の構築を目指す。同事務所の開設に合わせ、岩手県花巻市に花巻維持出張所、岩手県大船渡市に大船渡維持出張所、宮城県石巻市に三陸道維持出張所も設けられた。
南三陸沿岸国道事務所は職員65人体制で始動。所長には総合政策局公共事業企画調整課観光・地域づくり事業調整官だった五十嵐俊一氏が就いた。三陸沿岸道は震災から10年の節目を迎えた今年3月に大部分が開通し、年内には全線開通が予定されている。