都内で「中央道渋滞対策促進大会」東京五輪等見据え対策の実現を

[caption id="attachment_7200" align="alignleft" width="300" caption="後藤会長ら要望団が塚田国土交通副大臣に決議を手交"][/caption]

日常的な都市活動に加え、物流や観光など多岐に渡り多大な影響を及ぼしている中央自動車道の渋滞解消を国や高速道路会社に強力に求めていくため、中央自動車道渋滞対策促進協議会(会長=後藤斎山梨県知事)は17日、東京・平河町の砂防会館シェーンバッハ・サボーで「第6回中央自動車道渋滞対策促進大会」を開催した。

これまで中央自動車道の渋滞対策については、上り線の調布付近で調布IC~三鷹バス停手前まで付加車線が設置されたほか、別線トンネル等による上り線の小仏トンネル付近と下り線の相模湖付近の付加車線設置による渋滞対策が現在進められている。

昨年末には中央自動車道に関連して、圏央道・八王子JCT付近の本線2車線化工事が行われ、一定の効果が確認されているものの、依然として深刻な渋滞が発生しており、事業中区間の早期完成と更なる対策の検討が求められている。

大会で挨拶に立った後藤会長は「中央自動車道は3大都市圏を結ぶ大動脈。19年のラグビーW杯、20年の東京五輪等を控え、更なる交通量の増加が見込まれる」と指摘。「渋滞による損失を削減し、潜在的なストック効果を最大限に発現されるよう、速やかな対策の実現に向け、協力に訴えていく」と決意を語った。

大会では「中央自動車道上り線の小仏トンネル付近及び、下り線の相模湖付近の渋滞解消に向け、渋滞対策事業を早期に完成させること。また、上り線の調布付近など、渋滞解消のための更なる検討を引き続き行い、速やかに事業を実施すること」等を骨子とする決議が満場一致で承認された。

大会後の要望活動では、後藤会長ら要望団は国土交通省を訪れ、塚田一郎副大臣に決議を手交。塚田副大臣は「小仏トンネル付近と相模湖付近は、出来るだけ早く事業が進むようNEXCOに伝える。三鷹バス停付近においては、引き続き検討していきたい」と決議の実現に向け取り組んでいく姿勢を強調した。

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