「仙塩道路」の4車線化 市内初のIC「多賀城IC」 3月27日開通へ

国土交通省東北地方整備局とNEXCO東日本東北支社は、三陸沿岸道路の一部を構成する「仙塩道路」の4車線化と、多賀城市内初のICとなる多賀城IC(宮城県多賀城市南宮)を27日に開通すると発表した(開通時刻、開通式典は、決まり次第HPで発表)。

仙塩道路(延長7.8㌔)は、三陸沿岸道路の北への延伸、利府JCTで接続する仙台北部道路の全通などで、交通量が年々増加。利府JCT付近では、交通集中により、朝夕ピーク時には、著しい速度低下が発生している。また、仙台北部中核工業団地群等で製造された自動車は、1日180台以上の運搬車両が、仙塩道路を利用して仙台塩釜港に運ばれており、仙台港の自動車取扱数は年々増加している。

仙塩道路の4車線化開通により、交通混雑の緩和が図られるほか、速度低下が著しい状況である仙塩道路区間の速度向上や、輸送時間短縮、輸送コストの削減など、物流効率化が期待される。

また、多賀城市には、歴史的観光施設が多数存在。仙塩道路の4車線開通と、多賀城ICの開通で、観光地へのアクセス向上、観光客の増加など、地域産業・観光の活性化が期待される。仙塩道路の完成4車線の総事業費は、約838億円。

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