「整備促進活動に全力」政府・国交省へ要望活動も 全国高速道市議会協議会

[caption id="attachment_2636" align="alignleft" width="300" caption="二階自民党総務会長に要望書を手交する滝口会長"][/caption]

全国高速自動車道市議会協議会(会長=滝口敏夫木更津市議会議長)は4日、今年度第1回理事会を東京・平河町の全国都市会館で開催。講師に招いた松本健国土交通省道路局高速道路課事業調整官が「高速道路の現状と課題」について説明した後、事業報告、2014年度の決算、高速道路建設・整備促進に関する要望書案等について協議した。

理事会には、全国の加盟市議会議長をはじめ代理など約150人が出席。

滝口会長が開会の挨拶で「1万4000㌔の早期完成、既存高速道路の機能向上と最適利用推進、4車線事業の推進による速やかな実現へ向け、促進活動に全力で取り組む」と決意を述べた。

松本高速道路課事業調整官は、資料を基に高速道路の整備概況、開通がもたらす様々な効果について詳しく述べた。その中で首都圏三環状道路等による効率的な物流ネットワークの強化、地方創生、救急医療体制について具体的実例を紹介。今後の課題としてネットワークは、まだ貧弱であることから円滑な走行、安全性、使いやすさ、アクセスの充実を推進していく方針を明らかにした。

スマートICについては、今後も準備・検討を重ねる方針を述べた。

また懸案の暫定2車線区間の4車線化事業については、機動的に対応するため国幹会議を経ずに大臣決定で速やかに推進する今後の対応について説明した。

その財源を確保する上でも来年度予算の満額確保と補正予算の大幅確保が必要と参列者の理解と協力を求めた。

この後、理事会は協議に移り、要望書案等を事務局の原案通りに全会一致で了承。

終了後、滝口会長を先頭に要望活動を実施。二階俊博自民党総務会長、山本順三国土交通副大臣等と面談し、要望項目の実現を申し入れた。

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