上田埼玉県知事と清水さいたま市長 太田国交相訪ね要望活動 「新大宮上尾道路」の早期整備等

[caption id="attachment_1902" align="alignleft" width="300" caption="早期整備に理解を示す太田国交相"][/caption]

埼玉県の上田清司知事と、さいたま市の清水勇人市長は8日、太田昭宏国土交通大臣らを訪問し、地域高規格道路「新大宮上尾道路」の早期整備等に関する要望活動を実施した。

要望内容は、▽首都高速道路与野JCTから圏央道桶川北本ICまでの整備計画を早期に具現化▽本路線は国道17号と一体となり広域的なネットワークを形成する重要な路線であることから、国が主体となり事業化を図る▽本路線の導入空間である上尾道路について4車線化を早急に完了する▽首都圏の防災力の強化や国民の安心・安全に必要な道路整備予算を確実に確保すること―の4項目。

上田知事は、1日あたり8万台を超える県内最大級の交通量である国道17号で、慢性的に交通渋滞が発生していることについて、パネルを用いて太田大臣に対策の必要性を訴えた。また、さいたま新都心は広域防災拠点にも位置付けられた関東の要。この拠点が首都圏災害に対し、バックアップ機能を最大限に発揮するためにも新大宮上尾道路の早期整備が必要だと説明した。

これらの要望に対し、太田大臣も早期整備に理解を示した。新大宮上尾道路の整備により、混雑が緩和されるとともに、首都圏と地方を結ぶ物流の効率化、地域間の連携強化が図られることになる。

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