「1日も早い全線供用を」平成30年度完成の新名神・朝明川橋 鈴木三重県知事が現場視察

 鈴木英敬三重県知事は2月22日、平成30年度の完成を目指す新名神高速道路三重県区間で工事が進む朝明川橋(あさけがわはし)の現場を視察した。朝明川橋の総工費は約70億円。
 視察にはNEXCO中日本の宮池克人社長や太田睦男名古屋支社長らが立ち会い、塩梅崇四日市工事事務所長から、朝明川橋が国道365号員弁バイパスと朝明川を跨ぐ必要があるため最大支間長が225㍍となる全長325㍍の橋梁であることや、世界初の工法「鋼・PC混合3径間連続アーチ補剛箱桁」が採用されているといった説明を受けた。

 鈴木知事は「財政状況が厳しいなかコスト縮減に努められ、耐震性にも優れた工法が採用されている。あわせて夜間施工や騒音対策など県民の生活に配慮した工事を実施していただいている」と感謝するとともに、「新名神高速道路は中部圏と関西圏を結び、人や物の流れをつくりだす経済の背骨となる。防災の面でも命の道として非常に意義の大きい道路。一日も早い全線供用をお願いしたい」と述べた。

 県では「新名神については県民や経済界から早期開通を望む声が大きく、注目度も高い。進捗状況等を広く知っていただけるこういった機会を通し、開通への期待感を一層高めていきたい」としている。

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