アクセス性が大幅向上 砂川SAスマートIC 開通1年後の利用状況

NEXCO東日本北海道支社と砂川市(善岡雅文市長)は、砂川SAスマートIC開通後1年が経過した現在の利用状況について纏めた。

15年8月8日~16年7月31日の統計結果では、平均出入交通量は一日約380台。累計約14万台の利用が見られた。

内訳は平日一日約370台、休日では約450台。特に大型連休時は平日と比べて約1・4倍~2・4倍の利用数だった。中でもゴールデンウィーク中は日平均約540台、夏のお盆は約920台だった。

実際に開通後は旭川方面から砂川市立病院への救急搬送時間は夏期約1分、冬期約4分短縮され、迅速な救急活動が行えるようになった。また、搬送件数も増加し、広域的な医療活動に貢献していることが伺える。

観光面では、イベント開催時にスマートICの利用客が平均の約2・2倍に増加し、来場者数も約1・3倍に増えた。目的地への移動が楽になったという観光客の声からもアクセス性の向上が誘客効果を招き、観光が活性化している。

産業面では、道央砂川工業団地からスマートICを利用することにより、隣接ICまでの所要時間が4分~6分短縮し、産業活動の効率化がみられる。特に運送業においては時間短縮などにより稼働回数が増加し、効率的な運送が出来るなど生産性向上に貢献。

このような結果が出たのも砂川SAスマートIC開通の認知拡大に向けた取組みを関係機関と協力して実施してきた成果と言えよう。

具体的には、道内道の駅や新千歳空港など人が集まる場所や砂川市内各所にPRポスターを配置、イベント会場でスマートICをPRするティッシュの配布や観光雑誌「北海道じゃらん」への掲載など。

今後も機会あるごとにPRをして砂川PAスマートICの利用を促進する予定。

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