ミッシングリンク解消へ 予算の重点配分など求める 九州中央道建設促進3団体が地方大会

[caption id="attachment_3976" align="alignleft" width="300" caption="「ガンバロー」三唱で熱気に包まれる大会会場"][/caption]

九州中央自動車道建設促進協議会(会長=河野俊嗣宮崎県知事)と、熊本、宮崎両県の同自動車道建設促進期成会の3団体は8月31日、宮崎県延岡市で、地方大会を開催。17年度道路関連予算の所要額の満額確保、同自動車道のミッシングリンク解消のための予算の重点配分などを求める決議を満場一致の拍手で採択した。

河野知事をはじめ、宮崎県から首藤正治延岡市長、佐藤貢日之影町長ほか、熊本県から、田嶋徹副知事、工藤秀一山都町長、荒木泰臣嘉島町長ら行政関係者のほか沿線自治体の住民など約600人が参集。

河野知事は「熊本地震の際、九州中央道は被災地への支援ルートとして機能した。高速道路の必要性を再認識した」と述べ、「熊本・宮崎両県が心を一つにして、九州中央道が1日も早く整備できるよう頑張っていこう」と力強く協力を呼びかけた。

また、沿線自治体を代表し、佐藤日之影町長は「1日も早い全通を目指し、あらゆる機会を通じて、沿線自治体一丸となって力強く取り組んでいく」、荒木嘉島町長は「熊本地震後、水害に見舞われ、いつどこで発生するか判らない天災に対し、特に幹線道路の必要性を強く感じており、宮崎と熊本を結ぶ命の道、九州中央道の緊急性はさらに高まっている」とアピールした。

続いて、「小池高山~北中島」間の早期完成、「北中島~矢部」間の供用予定年度の明示と早期完成、高千穂日之影道路の供用予定年度の明示と早期完成、九州中央道「蘇陽~五ヶ瀬~高千穂」間の事業化に向けた計画段階評価の早期完了と、「矢部~蘇陽」間、「日之影~蔵田」間の計画段階評価の早期着手など6項目の骨子を盛り込んだ決議案を工藤山都町長が読み上げた。

最後に出席者全員が起立し、拳を突き上げながら「ガンバロー」三唱で気勢をあげ、会場内は熱気に包まれた。

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