中央道渋滞ワーキンググループで方針案 小仏に新トンネル整備へ

渋滞が多発している中央自動車道の小仏トンネル付近の渋滞緩和に向け、国土交通省や山梨県などで組織するワーキンググループは先月24日、NEXCO中日本が提案した小仏トンネル上り車線に並行する新たなトンネルを整備するなどの方針案を了承した。

ワーキンググループでは、NEXCO中日本より、特に渋滞が著しい小仏トンネル上り車線と出口付近の約5㌔に対策を講じる旨が説明された。トンネル部分には新たなトンネルなど3・5㌔を整備することで、従来の2車線から3車線に増やす。更に上り線の調布ICから三鷹バスストップまでの約3㌔も現在の2車線から3車線に見直す案を示し、了承された。

国交省関東地方整備局は「関係機関と調整し、より具体的な対策案を取りまとめる」としている。

これを受け、翌25日には後藤斎山梨県知事が要望活動を実施。「調布付近、小仏トンネル付近で発生している著しい渋滞は定時性を損ない、日常的な都市活動に加え、物流や観光など多岐に渡る分野に大きな影響を与える」として、早期の事業着手を国に求めた。

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