中部横断道・長坂～八千穂間を早期に　佐久市、議連、女性みちの会　国交省等に合同要望

中部横断自動車道の早期整備を訴えるため、長野県中部横断自動車道建設促進期成同盟会（会長＝栁田清二佐久市長）、中部横断自動車道建設促進佐久地域議員連盟（会長＝依田明善長野県議会議員）中部横断自動車道沿線佐久地域女性みちの会は９月25日、合同要望を実施した。

当日は女性みちの会を構成する佐久女性みちの会、こうみ女性みちの会、みなみまき女性みちの会、小諸女性みちしるべの会、佐久穂女性みちの会、北相木女性みちの会、南相木女性みちの会、川上女性みちの会の各団体のメンバー33人が参加。栁田佐久市長らとともに国土交通省、関東地方整備局を訪れ、本省の池田豊人道路局長、整備局の山本悟司道路部長等と面談した。

女性みちの会からは、「佐久地域を南北に繋ぐ中部横断道路は、食の流通圏域の拡大や地域経済の活性化等に不可欠な道路」として、基本計画区間のままとなっている長坂～八千穂間の早期事業化を要請。

また、長野県佐久地域は高原野菜の大産地として知られ、特に夏秋レタスは全国でもトップのシェアを占めるが、今回の要望に参加した女性みちの会の生産農家の方からは「中部横断自動車道の全線開通で、新鮮な野菜を多くの人に届けたい」と思いを伝えた。

これら訴えに熱心に耳を傾けていた池田道路局長は「長坂～八千穂間も含め、中部横断自動車道は早く繋げなければならない」と、要望の主旨に理解を示した。

山本道路部長も「ようやく八千穂高原ＩＣまで来たが、やはり繋がらないと本当の効果は発揮されない。整備していく上で地域の協力は必要不可欠」と述べ、長坂～八千穂間の環境アセスメントについても「しっかり努力していく」と決意を示した。