九州中央道 日之影深角~平底交差点間開通で 8月21日高千穂日之影道路が全通 高千穂町~延岡市間 平日で約29分短縮

[caption id="attachment_11493" align="alignleft" width="300"] テープカット・くす玉開披で開通を祝った[/caption]

九州中央自動車道の一部である高千穂日之影道路・日之影深角IC~平底交差点間(延長2・3㌔)が8月21日午後3時に開通し、高千穂日之影道路(延長5・1㌔)は全線開通した。

今回の開通で、並行する国道218号の線形不良箇所の回避などが図られ、高千穂峡をはじめとする観光地へのアクセス向上が期待される。また、高千穂町から延岡市間の所要時間は、開通前の国道218号のみを利用した場合に比べ、平日は約29分、休日は約32分短縮する。

開通に先立ち、午前11時から日之影深角ICで開催された開通式典には、河野俊嗣宮崎県知事や佐藤貢日之影町長、中野一則宮崎県議会議長、国会議員、国土交通省など関係者約50人が出席。テープカットやくす玉開披、通り初めを行い、同道路の全線開通を祝った。
河野知事は「一歩一歩着実に整備が進んでいることを確かな手応えとして感じる。将来を見据え、皆さんと力を合わせて1日も早く整備し、医療、防災、経済活動など安心して暮らせる地域づくりを将来世代に託していきたい」と挨拶。佐藤日之影町長は「本日開通した区間を充分に利活用し、魅力ある元気なまちづくりに取り組んでいく」と述べた。

高千穂日之影道路は、2013年10月に着工し、同IC~雲海橋交差点間(2・8㌔)が18年11月に先行して開通した。片側1車線、通行無料。総事業費は約268億円。

主催の国土交通省延岡河川国道事務所(甲斐靖志所長)は、高千穂警察署や西臼杵広域消防本部、高千穂町観光協会など沿線地域のお祝いのメッセージとともに、開通式典の様子をYouTubeでライブ配信した。

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