九州中央自動車道の早期全線開通に向けた地域の熱い思いをアピールし、高速道路整備に必要な予算の確保を訴えるため、7月15日、衆議院第二議員会館で「宮崎県九州中央自動車道建設促進大会」が行われた。大会は宮崎県と、県内沿線自治体の延岡市、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町が主催。首長や市民団体の代表など約50人が出席したほか、来賓として金子恭之国土交通大臣や関係国会議員、国交省から沓掛敏夫道路局長ら道路局幹部らが駆け付けた。
主催者として挨拶に立った河野俊嗣宮崎県知事は、計画延長約95㌔のうち供用率は約43%と5割に満たず、県内区間では、「平底~蔵田」が未だ未事業化区間となっている九州中央道の現状を説明。「九州全体を考えても九州中央道の重要性は極めて高い。防災のため、経済のため、医療のため、様々な観点から力強く整備の必要性を訴えていく」と決意を語った。
これに応える形で、金子国交相が「九州中央道は熊本県と宮崎県を結ぶ横軸の道路ネットワークとして、災害時における代替ルートや緊急輸送機能など、極めて重要な役割を担う」と挨拶。「国交省として道路予算全体の確保と同時に、九州は一つの思いのもと、地域の念願である九州中央道の全線開通に向けてしっかりと努力していく」と述べた。
大会では①国土強靱化実施中期計画を踏まえた関係予算の確保②2027年度予算の所要額の満額確保と九州中央道への予算の重点配分➂蘇陽五ケ瀬道路、五ケ瀬高千穂道路、高千穂雲海橋道路の事業推進④平底~蔵田間の計画段階評価の推進――等を骨子とする決議を満場一致で採択。関係者一同、総立ちの中、頑張ろう三唱で拳を突き上げた。
大会後、河野知事ら要望団は決議をもとにまとめられた提言書を携え、国交省で金子国交相、廣瀬昌由技監、沓掛道路局長、財務省で山川清徳主計官と面談。九州中央道の全線開通のための予算確保を求めた。


