交通量、全区間で増加 京都縦貫道全通6カ月後の交通状況と整備効果

国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所と京都府、京都府道路公社はこのほど、昨年7月18日、京都縦貫自動車道の京丹波わちIC~丹波IC間が開通したことで、全線開通した京都縦貫自動車道6カ月後の交通状況と、整備効果を発表した

京丹波わちIC~丹波IC間の開通6カ月間の1日あたりの利用台数は、約9300台。隣接する綾部安国寺IC~京丹波わちIC間では、休日の交通量が約8割増加するなど、舞鶴大江IC~大山崎JCT・IC間の交通量は全区間で増加している。周辺の国道9号、27号では、交通が京都縦貫自動車道に転換し、交通事故が約5割減少するなど、地域の交通状況の改善に貢献。

京都府北部地域・福井県嶺南地域では、舞鶴若狭自動車道や、京都縦貫自動車道の全線開通による移動時間の短縮や、定時制向上による地域の生産性向上を見越した企業立地が進展。開通前の10年から14年までの企業立地に伴う建設投資は約470億円、経済波及効果は約710億円。

また、両地域では、主要観光地の来訪者が約2割増加し、観光地での平均滞在時間が約2時間増加。4カ所以上を訪問する来訪者が約4割増加するなど、観光活性化に貢献している。

さらに、インバウンド観光の促進や、高速バスの運行便数が増加し、利用の促進などが期待される。

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