全高速特別要望 新たな財源創設の検討を 高規格1万4000㌔の早期整備、防災・減災対策


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19年度予算編成が大詰めを迎える中、全国高速道路建設協議会(会長=尾﨑正直高知県知事)は19日、政府与党への特別要望を実施した。尾﨑会長は、高規格幹線道路網1万4000㌔の着実な整備と暫定2車線区間の4車線化、老朽化対策等の喫緊の課題解決に向け、道路予算の満額確保、第2次補正予算の早期編成とともに「長期安定的に道路整備・管理が進められるよう、新たな財源の創設を検討すべき」と要請。財務省の麻生太郎大臣、自民党の岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長は、いずれも全高速要望に理解を示し、岸田政調会長は「財源問題については党としてしっかり議論していく」と確約した。


 


 


尾﨑会長と鈴木英敬副会長(三重県知事)、高速道路建設推進議員連盟の衛藤征士郎会長は財務省を訪れ、麻生太郎財務相と面談。高規格幹線道路網1万4000㌔の早期整備を軸に暫定2車線区間の4車線化、高速道路ネットワークの耐震強化、恒常的な渋滞区間におけるピンポイント渋滞対策等の実施、スマートICの整備などを骨子とする要望書を手交した。


尾﨑会長は今年発災した「平成30年7月豪雨」や近年激甚化する大規模自然災害において高速道路が果たした役割を説明。「7月豪雨において、中国地方では中国道が発災直後、通行止めとなったが、山陽道、山陰道と7月9日に通行止めが解除となった中国道の3本のネットワークで緊急時の輸送を担った。高知道では立川橋の上り線が流出したが、4車線化されていたため、下り線を活用して早期の通行再開となった」として、災害時の代替路の確保、4車線化の重要性を示した。


更に、尾﨑会長は「老朽化対策も喫緊の課題。受益と負担に見合った新たな財源を検討する時期に来ている」と指摘。衛藤議連会長は「議連では道路特定財源の復活を検討すべきという話になっている」と語った。


これに対し、麻生財務相は「1万4000㌔はしっかりやらなければならない。老朽化対策も待ったなし」と述べ、要望項目の必要性について認識を共有した。


自民党要望では岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長と面談。尾﨑会長の「新たな道路財源の創設を」との要請に、「森林環境税、観光税を見ると道路財源を考える時期に来ている」(岸田政調会長)、「道路財源の検討については是非後押ししていただきたい」(加藤総務会長)として、全高速要望に理解を示した。



全高速特別要望


高規格幹線道路網一万四〇〇〇キロメートルは、我が国の産業発展に資するとともに、国民の命を守る社会資本の要である。


利用の信頼性と安全性が高い高速道路ネットワークの構築に向け、ミッシングリンクの解消及び暫定開通区間の機能強化を早期に実現し、ストック効果の早期発揮につなげるとともに、安全・安心対策、国土強靱化や老朽化対策を着実に推進するため、全国高速道路建設協議会では、地方の総意として、次の事項を強く要望する。


一、高規格幹線道路網一万四〇〇〇キロメートルの早期整備


一、事業中区間の整備スピードアップと開通時期の早期提示


一、未事業化区間の計画段階評価などの速やかな実施と早期事業化


一、災害時の交通機能確保や速度低下等の観点を踏まえた暫定2車線区間の4車線化や正面衝突事故防止対策、逆走対策をはじめとする安全対策の早期実現


一、物流の主要幹線である新東名・新名神の6車線化による機能強化


一、跨道橋等の横断構造物も含め、高速道路ネットワークの耐震強化


一、大規模更新・大規模修繕の計画的な実施


一、大都市周辺の恒常的な渋滞区間におけるピンポイント渋滞対策等の実施


一、アクセス道路を含めたスマートICや民間施設直結スマートICの整備、SA・PAの整備・防災拠点化など地域との連携


一、高速道路のナンバリングなど訪日外国人旅行者も含めた利用者が安心して快適に高速道路を利用できる環境の整備


高速道路ネットワークの整備や頻発する災害に備えた防災・減災対策を含め、長期安定的に道路整備・管理が進められるよう、新たな財源の創設を検討するとともに、平成三十一年度予算では道路関係予算を拡大した上で、所要額を満額確保すること。


また、平成三十年度第二次補正予算を早期に編成すること。


平成三十年十一月十九日


全国高速道路建設協議会


 

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