全高速第51回総会① 1万4千㌔整備で団結 地方創生を支える高速道路ネットワーク


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全国高速道路建設協議会は17日、東京・永田町の憲政記念館講堂で第51回総会を開催した。来賓出席の太田昭宏国土交通大臣、高市早苗総務大臣、竹下亘復興大臣も含め全国から駆け付けた約700人の参加者が見守る中、尾﨑正直新会長(高知県知事)が「高規格幹線道路網1万4000㌔の整備と道路狭隘区間の解消など山積する課題に全力で取り組む」と決意表明。西村明宏国土交通副大臣に手交し、採択された総会決議をもとに実施された特別要望では麻生太郎財務大臣、谷垣禎一自民党幹事長と面談、両氏とも決議の実現に理解を示した。


第51回総会には国土交通省から太田昭宏国土交通大臣、西村明宏副大臣、このほか来賓として高市早苗総務大臣、竹下亘復興大臣、今村雅弘衆議院国土交通委員長、広田一参議院国土交通委員長、二階俊博自民党総務会長、井上義久公明党幹事長、山本有二自民党ITS推進・道路調査会長、衛藤征士郎高速道路推進議員連盟会長が出席。更に衆参国会議員79人、ミッシングリンクを抱える市町村長38人が駆けつけるなど、当日の参加者は約700人に上った。


冒頭、勇退が決まり、顧問に就任することになった横内正明会長(山梨県前知事)が開会挨拶を述べた後、尾﨑正直新会長が登壇。「高速道路網の建設促進に向けて取り組んでいく」と決意表明を行った。


続けて、尾﨑会長は「高規格幹線道路は日本のインフラにおいて基幹中の基幹であり、来るべき南海トラフ巨大地震、更には首都直下地震に対し備えるためにも早期整備は喫緊の課題」と指摘。「しかし未だミッシングリンクが残されている状況にあり、1万4000㌔の完成に向け整備促進を図らなければならない。更には暫定2車線区間など道路狭隘区間の解消や老朽化対策の推進、更にはスマートICの導入をはじめ地域に密着した使い勝手を良くする等も大きな課題であり、そのためにも平成28年度予算において所要予算をしっかり確保するため全力を尽くしたい」と語り、参加者に協力を呼びかけた。


来賓挨拶では、太田国交相が「今年3月1日の常磐自動車道の全通をはじめ、これまでの苦労がかなり実ってきた。道路は繋がってこそ道路である。現在、圏央道が着々と延伸しているが、この開通によって工場立地が進み、本社機能が移転してくる。一番大事なストック効果が目に見える形になってきた」と挨拶。「今日掲げられた項目を具体化していくため、皆様方と力を合わせて頑張っていく」と力強く語った。


続いて、高市総務相は「稼ぐ力のある産業を育て地方創生を進めるためにも高速道路ネットワークは不可欠だ。奈良県にスマートICが出来たが、その効果は経済活性化や渋滞解消など極めて大きい」と述べ、真に必要な社会インフラとしての高規格幹線道路網整備に向け、尾﨑会長にエールを送った。


竹下復興相は「東日本大震災の早期復興のため三陸沿岸道路について全額国費でやらせていただくことを決断した。このほか東北には必要な高速道路があり、これについても遅滞なく成し遂げる覚悟。全国では必要な高速道路が整備されていないところがあり、今日お集まりの方々とともにネットワーク化に向け汗をかく決意だ」と語った。


二階自民党総務会長は「全高速決議に掲げられた4車線化問題ついて、これが実現していないことは政権を担当している与党の責任。期待に応え、計画的な整備に力を尽くす」と誓った。


このほか、来賓挨拶では「歳出削減とともに成長戦略を充実させるためにも高速道路整備は重要」(今村衆議院国土交通委員長)、「地域高規格も含めたミッシングリンの早期解消のため、一生懸命頑張る」(広田参議院国土交通委員長)、「人口減少の中、地域の行政サービスを維持していくためにも、高規格幹線道路のラダー型ネットワークをしっかり整備していかなければならない」(井上公明党幹事長)など、各氏から熱いメッセージが寄せられた。


総会決議については、遠藤連理事(北海道議会議長)が①高規格幹線道路網1万4000㌔の早期整備②暫定2車線区間の4車線化の早期実現③大規模更新・修繕の計画的な推進④スマートICの整備――等を骨子とする決議案を朗読、満場一致で採択された。


総会の目玉として行われた決議手交式では、全高速側から尾﨑会長、遠藤理事、それに衛藤議連会長も加わり、西村国土交通副大臣に全高速決議を手交。会場総立ちで拍手が沸く中、西村副大臣は「皆さんの熱い気持ちをしっかりと受け止め、形に出来るよう全力を尽くす。ともに頑張ろう」と語った。


「決議された項目の実現とともに、更には早期復興の実現を目指そう」と近藤健一郎秋田県副議長の閉会の辞で総会は終了。その後、特別要望として尾﨑会長、遠藤理事は総会決議を携え、麻生太郎財務相、谷垣禎一自民党幹事長と面談。決議の実現に向け、理解を求めた。

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