利便増進へ スマートIC開通発表

■3/10 阪和道「和歌山南スマートIC」和歌山南部の利便性向上

和歌山県とNEXCO西日本関西支社が整備を進めていた阪和自動車道の「和歌山南スマートIC」が3月10日午後5時に開通する。同日開催予定の開通式典の詳細は決まり次第発表。

和歌山南スマートICは、和歌山IC~海南東IC間の和歌山ICから4㌔、海南東ICから5・8㌔地点に位置し、ETC搭載車の全車種が大阪、白浜方面の全方向、24時間利用できる。アクセス道路は、主要地方道和歌山橋本線と一般県道三田海南線。総事業費は52・9億円。

和歌山市南部から利用者が多い「りんくうプレミアムアウトレット」などがあるりんくうタウンへの移動の場合、和歌山南スマートICを利用することで、和歌山ICの利用と比べ、約12分短縮することができ、利便性が向上する。また、和歌の浦などの観光拠点や工業団地が立地する臨海部とのアクセス性向上、企業誘致の促進など、観光振興や企業振興に寄与。

さらには、津波浸水時に、沿岸部の被災者や防災拠点へ向けての新たなルートを活用し、迅速な救助・救急活動を実施することが可能になるなどの効果が期待される。

■3/17 磐越道「田村スマートIC」あぶくま洞等の玄関に

福島県田村市とNEXCO東日本東北支社が整備を進めてきた磐越自動車道の「田村スマートIC」が3月17日午後3時に開通する。

田村スマートICは、小野ICから9・5㌔、船引三春ICから11㌔に位置し、本線直結型。ETC車載器を搭載した全車種が対象で24時間利用可能な一旦停止型のフルインター形式だ。

10分以内で高速道路にアクセス可能となる地域が拡大することで住民の通勤等の利便性向上や、第三次救急医療施設への搬送時間が短縮され救命率の向上が期待される。

また、物流の効率化、企業誘致の促進等地域産業の活性化や、あぶくま洞、入水鍾乳洞、星の村天文台といった観光地に行き易くなるため観光客の増加などが期待される。

■3/21常磐道「ならはスマートIC」 ならはPAに連結

福島県楢葉町とNEXCO東日本東北支社が整備を進めてきた常磐自動車道の「ならはスマートIC」が3月21日午後3時に開通する。開通式典は別途通知。

ならはスマートICは、広野ICから5・3㌔北側、富岡ICから11・1㌔南側に位置し、ならはPAに連結。ETC車載器を搭載した全車種が対象となっており、24時間利用可能な一旦停止型フルインター形式だ。

この開通で10分以内に高速道路に到達するアクセス圏が拡大するため、広域的な移動が容易となり、住民の通勤・通院等の利便性が向上し、仙台都市圏や関東方面からの観光旅行者の増加などが期待される。

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