北方延岡道路が全通 蔵田~北方間4月29日、繰り上げ開通


 国土交通省延岡河川国道事務所(楠本敦所長)は19日、今年5月までに開通予定としていた九州中央自動車道「北方延岡道路」蔵田IC(宮崎県延岡市北方町蔵田)~北方IC(同町南久保山)間(延長約4.6㌔)を4月29日に開通させると発表。この開通で、北方延岡道路(延長13.1㌔)は全線開通する。開通時間、開通式典は決まり次第発表。

 北方延岡道路は、宮崎県北地域の発展等の支援、国道218号の代替路線機能を目的とした通行料無料の自動車専用道路。今回開通する区間は、平成18年度に事業着手。設計速度80㌔/時、2車線。同道路の総事業費は448億円。

 北方延岡道路の全線開通により、九州有数の観光地である高千穂町から延岡市間の所要時間が約22分(約3割)短縮し、46分で結ばれる。県内他、福岡・大分方面からのアクセス性が大きく向上することから、広域的な周遊観光を促進、観光客の増加が期待される。また、並行する国道218号の災害時通行止めを迂回する代替路の確保、交通量の転換で、同国道の事故件数減少、延伸による沿線地域への更なる企業立地等、様々な整備効果が期待される。

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