十勝オホーツク自動車道・訓子府~北見西間11月8日開通 広域周遊観光を促進

国土交通省北海道開発局は13日、当初、15年降雪期前に開通を予定していた北海道横断道網走線・訓子府IC(北海道常呂郡訓子府町)~北見西IC(北見市北上)間(延長12㌔)を、十勝オホーツク自動車道として11月8日に開通すると発表した。開通時刻、開通式典の詳細は後日発表。

同局では、北海道横断自動車道網走線のうち、足寄~北見間(延長約79㌔)を、「十勝オホーツク自動車道」として整備。オホーツク圏と、道央・十勝圏の連絡機能の強化を図り、地域間交流の活性化や物流効率化等を進めるよう今春決定していた。訓子府~北見西間は06年度に工事着工。暫定2車線、通行無料。

今回の開通により、新千歳空港~北見間の所要時間が、従来より84分も短縮。北海道横断道の延伸とともに、増え続ける外国人観光客の更なる増加を後押しする。今年6月、オホーツクのほか上川、十勝、釧路、根室を巡るルートが北海道で唯一「広域観光周遊ルート」に認定され、今後の観光活性化に期待がかかる。

冬季交通の完全性向上にも貢献する。札幌~オホーツク間の移動に際して、旭川市経由の場合、暴風雪による通行止めが多発。その代替路としての機能を担うほか、全国シェア約3割を誇るオホーツク産ホタテの安全運行・輸送にも寄与する。

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