南九州西回り自動車道「芦北出水道路」芦北~津奈木間2月27日に開通

国土交通省八代河川国道事務所は20日、南九州西回り自動車道「芦北出水道路」芦北IC(熊本県葦北郡芦北町)~津奈木IC(同津奈木町)間(延長7.7㌔、暫定2車線)を、2月27日に開通すると発表した。この開通で、津奈木町に初の高速道路が通る。開通式典や開通時刻は詳細が決まり次第発表。

今回の開通で、津奈木町から八代市までの所要時間が、未整備前と比べ、約26分短縮。これにより、津奈木町~八代方面への通勤通学がしやすくなり、地域の生活利便性向上が期待される。また、沿線地域はデコポンの主要産地。これまでの開通で、輸送時間の短縮、集荷場の統合により首都圏への出荷量が増加。今回の開通で、津奈木町以南の同生産地から、集荷場への輸送時間が短縮され、更なる出荷量の増加が期待される。

国道3号の交通事故は着実に減少し安全性が向上。同国道を回避し、道路利用者に安全な走行環境の提供など、様々な整備効果が期待される。

芦北出水道路の総事業費は約1484億円。津奈木IC~水俣IC間(5.6㌔)は18年度の開通予定。

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