吉備SAに急速充電器 6口同時給電は西日本初

[caption id="attachment_13302" align="alignleft" width="300"] 更新された山陽道・吉備SAの充電設備[/caption]

NEXCO西日本中国支社は、年々電気自動車の利用が増加傾向になっていることから、利用者の利便性向上のため、山陽自動車道・吉備SA上下線で各1口ずつしかなかった急速充電設備を更新して、2月22日から各6口同時給電が可能となった。6口同時給電は同社管内初。

利用分散で待ち時間緩和に期待

NEXCO西日本では現在、急速充電設備を約70~80㌔間隔で設置、309カ所のSA・PAのうち135カ所に24時間年中無休で利用できる急速充電設備を設置している。吉備SAから近隣の充電基地は上りの山陽道・福石PAまでが43㌔、下りの道口PAまでが28㌔。広報課の重廣里佳さんによると、吉備SAの利用者は、21年度ベースで「中国支社管内2位」。今回の増設により充電設備の利用分散が促され、待ち時間の緩和に繋がると見られている。

当該充電器を運営する「イーモビリティパワー」によると、同様の6口給電タイプはNEXCO管内では、常磐道・友部SA(上)、関越道・上里SA(上下)、新東名・浜松SA(上下)にも設置されている。「一昨年設置した首都高・大黒PAでも一定の効果があがっており、吉備SAでもこれまで見受けられていた車両の充電待ちが解消されることを期待している」と話している

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