四国8の字ネットワーク整備・利用促進を考える会 国交省に早期整備を提言

[caption id="attachment_6978" align="alignleft" width="300" caption="要望団の提言に理解を示す高橋政務官"][/caption]

徳島、香川、愛媛、高知4県と四国経済連合会で構成される「四国8の字ネットワーク整備・利用促進を考える会」は8月6日、国土交通省への提言活動を実施。地域経済の活性化を支えるとともに、大規模災害時に信頼性が高い四国8の字ネットワークの早期整備を要望した。

当日は尾﨑正直高知県知事、浜田恵造香川県知事、千葉昭四国経済連合会会長のほか、徳島県から三浦茂貴海陽町長、愛媛県から清水雅文愛南町長、高知県から中平富宏宿毛市長、横山幾夫安芸市長、松延宏幸東洋町長、上村誠北川村長の市町村長も加わった要望団は高橋克法大臣政務官、池田豊人道路局長と面談。提言書を手交した。

浜田香川県知事が「高松自動車道の整備に伴い、県外観光客が増加するなど、高速道路は観光に必須な交通手段」と指摘したほか、千葉四経連会長が「四国8の字ネットワークの供用率は71%」とした上で、東京五輪に向け進める四国八十八景プロジェクトについて説明。「八十八景の約20%を占める西南・東南地域において、特にミッシングリンクになっている」と、早期整備の必要性を訴えた。

また、尾﨑高知県知事は「平成30年7月豪雨」で被災した高知自動車道の現状に言及し「4車線であるがために通行が確保された」と指摘。四国8の字ネットワークの早期完成とともに、暫定2車線区間の早期4車線化を要請した。

これら提言に熱心に聞き入っていた高橋政務官は「特に4車線化は喫緊の課題。今後、事故防止やリダンダンシーの観点を入れて進めていく」と語ったほか、「四国のミッシングリンク解消にも全力を尽くす」と提言に理解を示した。

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