国交省 採択時評価手続き

国土交通省は2月28日、17年度予算に計上した新規道路整備事業計7件の採択時評価手続きに着手することを発表した。このうち、高規格幹線道路は一般国道13号(東北中央自動車道)真室川雄勝道路、同9号(山陰自動車道)北条道路、同56号(四国横断自動車道)佐賀大方道路の3件。

今後、地方負担者の都道府県等への意見聴取を開始。その後、事業ごとに学識経験者など第三者で構成される委員会等の意見を聴き、国交相が事業着手の可否を判断する。手続き期間は1カ月程度。

本年度内の成立を予定している予算案の国会審議と並行して評価手続きを進める。

新規道路事業7件は次の通り。

▽一般国道13号(東北中央自動車道)真室川雄勝道路=秋田県・山形県▽一般国道9号(山陰自動車道)北条道路=鳥取県▽一般国道56号(四国横断自動車道)佐賀大方道路=高知県▽一般国道36号白老拡幅=北海道▽一般国道4号金ケ崎拡幅=岩手県▽一般国道357号湾岸千葉地区改良(蘇我地区)=千葉市▽一般国道20号日野バイパス(延伸)Ⅱ期=東京都

尾﨑正直全高速会長(高知県知事)コメント

3箇所の高規格幹線道路について、新規事業採択時評価の手続きに着手していただき、感謝申し上げる。

いずれも、それぞれの地域からのミッシングリンク解消の要望が強かった箇所である。手続きに着手した箇所が新規事業化されると、秋田県内の高規格幹線道路の全線が事業化されるとともに、鳥取県内の山陰自動車道の全線が事業化される。また高知県においては、県西部の中心地である四万十市につながるまでもう一歩のところとなる。

このことは、全高速の悲願である高規格幹線道路網1万4000㌔の完成に向け、大きく前進することになるので、3箇所すべての新規事業化をお願いする。

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