国交省の「賢い料金」実験 退出可能時間を3時間に延長 3月27日から開始し効果検証へ

国土交通省は、現在行っている高速道路からの一時退出を可能とする「賢い料金」の実験について、その退出可能時間を1時間から3時間に延長することを決めた。27日より開始され、今後、効果を検証していく方針。

日本の高速道路においては、休憩施設同士の間隔が25㌔以上離れている区間が約100区間存在している。この休憩施設空白区間を半減させることを目的に、全国23カ所の道の駅を対象に、「賢い料金」を実施。これまでの実験では「時間が短いため十分な休憩ができない」等の意見が寄せられ、今回、退出可能時間を延長することにした。

実験内容は、ETC2・0搭載車を対象に、高速道路を降りて道の駅に立ち寄り後、3時間以内に再進入した場合、降りずに利用した料金のままとするというもの。対象道の駅23カ所は次の通り。()内は最寄りの高速道路・IC。

▽おりつめ(八戸線・九戸IC)▽村田(東北道・村田IC)▽猪苗代(磐越道・猪苗代磐梯高原IC)▽ごか(圏央道・五霞IC)▽玉村宿(関越道・高崎玉村スマートIC)▽木更津うまくたの里(圏央道・木更津東IC)▽保田小学校(富津館山道・鋸南保田IC)▽しらね(中部横断道・白根IC)▽親不知ピアパーク(北陸道・親不知IC)▽もっくる新城(新東名・新城IC)▽若狭おばま(舞鶴若狭道・小浜IC)▽アグリの郷栗東(名神・栗東IC)▽丹波おばあちゃんの里(舞鶴若狭道・春日IC)▽奥大山(米子道・江府IC)▽舞ロードIC千代田(中国道・千代田IC)▽来夢とごうち(中国道・戸河内IC)▽むいかいち温泉(中国道・六日市IC)▽ソレーネ周南(山陽道・徳山西IC)▽霧の森(高知道・新宮IC)▽みまの里(徳島道・美馬IC)▽人吉(九州道・人吉球磨スマートIC)▽彼杵の荘(長崎道・東そのぎIC)▽えびの(九州道・えびのIC)

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