圏央道・久喜白岡JCT~境古河間 開通3カ月後のストック効果 成田空港バス移動時間が短縮

[caption id="attachment_2191" align="alignleft" width="300" caption="開通式で通り初め(3月29日・五霞IC)"][/caption]

国土交通省とNEXCO東日本は3月29日に開通した首都圏中央連絡自動車道の久喜白岡JCT~境古河IC間(延長19.6㌔)の開通3カ月後のストック効果を発表した。

主なストック効果としては、埼玉県北部方面から成田空港に向かうバスが、混雑している都心を迂回することにより、定時性が向上し、移動時間が短縮された。成田空港行の高速バスでは、圏央道開通を契機に、運行ルートの変更や停留所の新設も検討しており、企業活動の活性化を後押ししている。

また、沿線の観光バス事業者は、都心を通過せず、成田空港、東名高速等の観光地へ移動が可能になったことで、新規バスを増車したり、新たな観光ツアー企画を検討したりして、事業の拡大を図っている。広域的な観光交流が促進され、訪日外国人観光誘致との相乗効果もあり、民間投資が喚起されている。

さらに開通区間に並行して一般道を走行する路線バスは、渋滞が緩和されたことにより、バス停間の定時性が向上し、目的地への到着時間の遅れやバスの待ち時間が減るなどの効果が見られた。

着々と整備が進む圏央道は11月末までには桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が開通する予定。これにより東名から東北道までが圏央道でつながることになり、更なる利便性向上が見込まれる。

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