大林組と熊谷組に感謝状 NEXCO西日本・酒井社長が授与 「18年7月豪雨」早期本復旧に貢献

NEXCO西日本の酒井和広代表取締役社長は4日、「18年7月豪雨」の早期本復旧に貢献した大林組と熊谷組に感謝状を授与した。式典は大阪市の西日本本社で催され、大林組は佐藤健人取締役専務執行役員・土木本部長、熊谷組は住吉徳夫執行役員・中四国支店長が代表して感謝状を受け取った。

大林組は、広島呉道路と山陽道の早期復旧が対象。広島呉道路では7月8日、坂南IC~天応西IC間に本線区域外から約1万3千立方㍍の土砂が流入。透水性に優れた盛土材の採用等で工程短縮を実現。9月27日に通行止めを解除した。山陽道では7月6日、志和IC~広島東ICの志和トンネル内に本線区域外からの流木・土砂等が流入。7月14日に通行止めを解除した。

一方、熊谷組は中国道・北房IC~新見IC間で7月7日、盛土のり面崩落に伴う約3800立方㍍の土砂流出が発生。隣接するJR姫新線、民家2軒に崩落土砂が堆積したため、当該カ所の土砂撤去とのり面応急復旧作業等を実施し、8月8日に通行規制を解除した。

酒井社長は2社の貢献内容について説明した後、「世界に日本の災害対応力を見せることができ、土木のイメージが向上した。今回の知見を活用し、今後の国土強靭化に活かしたい」と述べた。

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