宮城県気仙沼市~岩手県宮古市間が高速道路で繋がる 三陸沿岸道路・釜石山田道路 6月22日釜石北~大槌間開通で

[caption id="attachment_8270" align="alignleft" width="300" caption="開通式典後、テープカットやくす玉開披で開通を祝う"][/caption]

三陸沿岸道路の釜石山田道路・釜石北IC~大槌IC間(延長4・8㌔)が6月22日午後3時に開通した。今回の開通で、宮城県気仙沼市~岩手県宮古市までの106㌔が高速道路で繋がった。水産加工業など基幹産業の振興や、三陸沿岸を訪れる観光客の増加などが期待される。

午前11時30分から大槌IC付近(岩手県上閉伊郡大槌町)で開通式典が開催され、達増拓也岩手県知事や野田武則釜石市長、平野公三大槌町長、来賓の国土交通省池田豊人道路局長や鈴木俊一東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣など関係者約200人が出席した。

オープニングセレモニーでは、地元高校吹奏楽部の演奏や、臼澤鹿子踊りなどの郷土芸能が披露され、式典を盛り上げた。冒頭、達増知事は「物流や交流の増大、豊富な観光資源を有する岩手の周遊型観光の活性化が期待されるなど、三陸沿岸地域の復興を力強く後押しする」、平野大槌町長は「新たに南からの玄関口が開かれた。来て・見て・体験できる魅力ある町を目指していくとともに、安心で安全な災害に負けないまちづくりに邁進していく」と述べた。

池田道路局長は「開通区間4・8㌔は、全体の約7割がトンネルや橋梁で占め難工事であった。国交省としては、残る復興道路・復興支援道路の復興・創生期間内20年度までの全通を目指していく」と述べた。

式典後、関係者らはテープカットやくす玉開披で開通を祝い、地域住民が旗を振りながら見守る中、開通区間をパレードした。

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