宮崎・鹿児島両県の連携・交流に一役 都城志布志道路2区間、相次ぎ開通へ

九州縦貫自動車道・都城ICと東九州自動車道・志布志ICを南北に結ぶ地域高規格道路「都城志布志道路」2区間が相次いで開通する。

開通するのは、有明東IC~志布志IC間(延長3・6㌔)の2月27日と、金御岳(かねみだけ)IC~末吉IC間(延長5・8㌔)の3月28日。志布志港へのアクセスとなる東九州道・志布志IC~鹿屋串良JCTも今夏開通する予定となっていることから、宮崎県・鹿児島県の連携や交流が一気に深まりそうだ。

都城志布志道路は、総延長44㌔のうち、横市IC~志布志IC間約32㌔(供用率約73%)が高規格道路で結ばれる。今回開通する有明東IC~志布志IC間は鹿児島県が、金御岳IC~末吉IC間は宮崎県と鹿児島県が整備。国が整備する都城IC~横市IC間のうち、乙房IC~横市IC間(延長3㌔)は21年度開通予定、全線開通時期は未定となっている。

都城志布志道路が全線開通すれば、都城IC~志布志港間の所要時間は70分から40分に短縮され、物流拠点へのアクセスが向上し、地域経済の活性化などが期待される。
また、都城IC付近に移転した救急医療拠点施設などへの救急搬送時間の短縮により、救急搬送時の生存率向上などの整備効果が見込まれる。

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