宿毛~内海間の早期事業化 渡辺国交副大臣に要望 四国西南地域道路整備促進協議会・同「宿毛~内海間」整備促進部会

[caption id="attachment_11758" align="alignleft" width="300"] 渡辺国交副大臣に要望書を手交する清水愛南町長ら要望団[/caption]

四国西南地域道路整備促進協議会(会長=清水雅文愛南町長)と同協議会の高規格道路「宿毛~内海間」整備促進部会は11月18日、国土交通省の渡辺猛之副大臣と面会し、現在都市計画決定手続き中の四国横断自動車道「宿毛~内海」間の早期事業化などについて要望を行った。

清水会長を筆頭に、協議会理事の中平富宏宿毛市長とともに、山本有二、尾﨑正直両衆院議員、中西哲参院議員、長谷川淳二衆院議員、山本順三参院議員など高知、愛媛両県の国会議員らが同席し渡辺副大臣に要望書を手交した。

清水会長と中平理事は、発生確率が高まっている南海トラフ地震等の自然災害への備えとして地域防災力を強化し、産業や観光など地域経済の活性化を図っていくため、四国西南地域の早期道路整備が不可欠であるとして、四国横断道の宿毛~内海間について22年度の事業化を求めた。同区間と津島道路、中村宿毛道路を結ぶことで、南海トラフ地震による津波発生時、国道56号の代わりとして円滑な救命・救助活動のアクセスを確保するほか、区間内には防災休憩施設を計画中であることなども説明した。

渡辺副大臣は「愛媛・高知両県で都市計画審議会を開催してもらったが、まずは都市計画決定に向けて国としても進めていきたい」と述べ「四国8の字ネットワークは繋がってこそ最大限の効果を発揮するということは認識している。観光・物流・防災面で非常に重要なルートになるので、しっかり進めていきたい」と応じた。

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