山陰近畿道「野田川大宮道路」京丹波大宮~与謝天橋立間開通 京都府最北端 京丹後市に高速道が初接続

京都府が京都府道路公社に施工委託して05年度から進めてきた山陰近畿自動車道・野田川大宮道路京丹後大宮IC~与謝天橋立IC間が30日午後3時に開通する。

開通に先立ち、同日午前10時より京丹後市大宮町口大野地内のアグリセンター大宮にて式典を開催する。11時からは京丹後大宮IC付近で通り初めが予定されている。通り初めのテープカット前に、先線となる大宮峰山道路の建設方向を示す方向杭序幕を実施。

延長4・3㌔、暫定幅12㍍で府最北端の京丹後市域に初めて到達する自動車専用道路は、京都縦貫自動車道と連結し、京都府北部地域と京阪神地域との交流を促進。日本海側の観光資源を結ぶ周遊ネットワークを形成し、観光振興に重要な役割を果たす。

今回の開通で、京丹後大宮ICから名神高速道路との連結点である大山崎JCTへの所要時間は約15分短縮されるため、物流の効率化にも大いに期待される。当初来年3月までの完成を目指していたが、府北部自治体から「11月のカニシーズンに間に合わせて欲しい」という強い要望が寄せられ、急ピッチで工事を進めていた。

京都府域の高速道路は16年度末に開通する新名神高速道路の城陽・八幡間を合わせると約86%が完成する。

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