岩手県内の復興・復興支援道路続々開通 20日、八戸・久慈道待望の全通へ 宮古盛岡横断道路3区間28日に開通

国土交通省東北地方整備局は5日、岩手県内で復興道路・復興支援道路として整備を進めていた三陸沿岸道路の侍浜IC~洋野種市IC間(延長16㌔)を20日午後3時30分に、宮古盛岡横断道路の3区間(各7㌔)を28日午後3時に開通すると発表した。

三陸沿岸道路の同区間の開通により、八戸・久慈自動車道の久慈ICから東北自動車道・八戸JCT間が全線開通し、久慈市から青森県八戸市までの所要時間は約80分から約70分に短縮する。

宮古盛岡横断道路の開通区間は、蟇目~腹帯、川井~箱石、平津戸・磐井~松草間で、今回の開通により、同道路(延長66㌔)は全線開通する。岩手県盛岡市から宮古市の移動時間は、これまでより18分短縮され、約1時間27分になる見込み。

両道路の整備により、周遊性が向上し地域の観光振興の活性化を支援。久慈市では、交流人口の拡大を見越し、23年4月に久慈北IC周辺へ「広域道の駅」の開業を予定しており、同駅を拠点とした地域活性化や県沿岸地域一体となった観光振興に繋がることなどが期待される。

今回両区間の開通と、6日に開通した三陸沿岸道路・気仙沼港IC~唐桑半島IC間(延長約7㌔)、今年のGW前後に開通予定の霊山IC~伊達桑折IC間(延長約10㌔)計54㌔の開通により、復興道路・復興支援道路全延長550㌔のうち、約95%にあたる約520㌔が開通する。

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