岩見道路3月12日全通 山陰近畿道を構成 機能維持に寄与

鳥取県県土整備事務所が整備を進めてきた一般国道178号「岩美道路」が3月12日に全線開通する。同日、浦富IC~東浜IC間(延長3・8㌔)が開通。これにより、隣接する開通済の東浜居組道路と駟馳山(しちやま)バイパスと合わせて、福部ICから兵庫県の居組ICまでの15・8㌔が自動車専用道路で繋がる。

岩美道路は山陰近畿自動車道を構成する路線で、鳥取県岩美町の岩美ICから東浜ICまでの5・7㌔を指す。今回、最後まで残されていた浦富~東浜間が無事開通を迎えることで、岩美道路は全通。山陰近畿道の鳥取県内区間約26㌔のうち、自専道整備区間15・8㌔が完成する。

開通効果として、所要時間が現道経由との比較で4分短縮されるほか、災害時の道路網機能の維持、兵庫県但馬地域との交流・連携強化、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークエリアの観光振興等が見込まれている。

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