常磐道4車線化前進 山元~岩沼間 17日に着工式

[caption id="attachment_5281" align="alignleft" width="300" caption="復興創生期間内の完成に向け、着工を迎えた"][/caption]

NEXCO東日本東北支社が整備を進める常磐自動車道4車線化事業のうち、山元IC~岩沼IC間が着工を迎え、17日に現地の宮城県亘理町で着工式が行われた。先月着工した福島県内区間のいわき中央~広野間に続き、いよいよ宮城県内区間の事業も本格スタートを切った。

常磐道4車線化事業は20年度末までの完成を目標に、福島、宮城県内の暫定2車線区間の拡幅を行うもの。福島県内区間は延長約27㌔、事業費は約900億円。宮城県内区間は延長14㌔、事業費は約400億円。各区間とも拡幅用地の取得は完了している。

冒頭、廣瀨博社長が「昨年の大臣認可から僅か1年で着工に漕ぎ着けることが出来た。多くの方々の理解と協力の賜物。4車線化による経済効果の向上を通じ、沿線のふるさと再生を後押ししたい」と挨拶。来賓の根本幸典国土交通大臣政務官は「常磐道沿線の企業立地は順調に進み、交通量が増加する一方、交通集中による速度低下、事故も増えている」とした上で、「復興創生期間内20年度までの完成を」と語った。

同事業を担当する田之脇良徳仙台工事事務所長の事業説明を経て、最後に関係者らによる安全を祈願した鍬入れが行われた。

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