強力な要望活動を展開 南九州西回り自動車道建設促進協議会総会

南九州西回り自動車道建設促進協議会(会長=伊藤祐一郎鹿児島県知事)は5月24日、鹿児島市内のホテルで、16年度総会を開催した。会長の伊藤知事をはじめ、鹿児島・熊本両県の関係者ら約50人が出席し、南九州西回り自動車道の早期完成を図るため、一刻も早いミッシングリンク解消に向け、関係団体と一体となって国等に対し、強力な要望を行っていくことを採択した。

伊藤会長は挨拶で「我が国の道路整備を取り巻く状況は、老朽化対策に加え、交通インフラの耐震化など取り組むべき様々な課題がある。南九州西回り自動車道の整備を一層推進していくためには、所要の事業費が重点配分されるよう強く求めていく必要がある」と述べ、関係者らに協力を求めた。

国土交通省鹿児島国道事務所の川俣裕行所長は整備状況について、16年度内に利用開始が予定されている高尾野IC~野田IC間(2.8㌔)の高尾野IC橋と野田川橋が完成したことを報告。

そのほか、阿久根川内道路の整備促進、芦北出水道路、出水阿久根道路の早期完成と、芦北出水道路・水俣~出水間の供用予定年次の明示など4項目を盛り込んだ16年度事業計画案と、収支予算案は、原案どおり満場一致で承認された。

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