復興道路延伸 東北道と接続 東北中央道 伊達桑折~桑折間 8月2日開通

国土交通省が整備を進めていた復興支援道路の東北中央自動車道・相馬福島道路(延長約45・7㌔)のうち、伊達桑折(だてこおり)IC~桑折JCT間(延長2・0㌔)が8月2日午後3時に開通する。また、福原保原線ICは「伊達中央IC」に、国道4号ICは「伊達桑折IC」に名称を決定した。

今回の開通により、東北自動車道と国道4号が自動車専用道路で結ばれ、伊達市や桑折町を含む福島県県北地域から東北縦貫道へのアクセス性が向上。国道4号の渋滞区間を避けたルート選択による速達性・定時性の向上が図られ、地域産業を支援する。

また伊達桑折IC周辺では東日本大震災以降、工場の新増設件数が年々増加。産業集積が進むが、東北自動車道と繋がることで輸送効率化が向上。地域産業の活性化などが期待される。

開通式典は、新型コロナ感染拡大防止の観点から関係者のみで開催する。同日、営業開始となる東北道・桑折JCTでは開通待ちの利用者に記念品を贈呈する等の営業開始セレモニー(参加者受付は終了)を予定となっている。

相馬福島道路は現在、延長約45・7㌔のうち33・5㌔が開通済み。残す未開通区間は、今回開通発表された2・0㌔区間と、今年度末の開通を予定している霊山IC~伊達中央IC間(延長10・2㌔)となる。相馬福島道路の総事業費は約2315億円。

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