2027年度予算の概算要求に向け、高規格道路整備に必要な道路関係予算の確保、国土強靱化実施中期計画の推進を訴える各期成同盟会の活動がピークを迎える。
激甚化・頻発化する自然災害から住民の命と生活を守るため、更には企業活動を支え経済活性化につなげるため、高規格道路ネットワークの早期完成と暫定2車線区間の4車線化など機能強化を求める決議が各同盟会の総会で採択、国への提言活動もより加速していく。
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■三遠南信道総会 全線開通へ一致結束
長野県、静岡県、愛知県と沿線自治体で構成する三遠南信道路建設促進期成同盟会(会長=阿部守一長野県知事)は1日、東京・平河町の全国都市会館で2026年度の通常総会を開催した。
会長の阿部知事をはじめ、副会長の佐藤健飯田市長や中野祐介浜松市長など自治体首長、国土交通省、県選出国会議員など関係者約90人が出席し、三遠南信道路の早期全線開通を国等に求める決議を採択した。
冒頭、阿部知事は「三遠南信道路は三遠南信地域のためだけでは無く、国土政策全体のうえでも大変大きな意味を有する道路。大規模災害時には命を繋ぐ道として機能する」と強調。「1日も早い全線開通に向け一致結束して取り組んでいく」と挨拶。国土交通省の沓掛敏夫道路局長は「三遠南信道路は3月14日に開通した区間を加え、全体約100㌔のうち7割にあたる67㌔が開通した。残る事業中区間についてしっかりと事業を進めていく」と語った。
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続いて田内浩之湖西市長らの意見発表や、国土交通省の松枝真吾飯田国道事務所長による「三遠南信道の整備状況について」をテーマにした講演が行われた。
決議は▽事業中の飯喬道路、青崩峠道路、水窪佐久間道路のより一層の事業推進と早期全線開通、飯喬道路、青崩峠道路の開通見通しを早期に示すこと▽現道改良区間の一般国道152号や東栄ICへのアクセス道路の一般国道473号月バイパス等の整備支援、三遠地域の広域道路ネットワークを形成する浜松湖西豊橋道路の早期事業化等▽道路整備予算について、通常道路予算とは別枠で必要な予算を満額確保することなどの骨子が盛り込まれた。
要望で酒井国交副大臣に訴え
総会終了後、阿部知事ら11人の要望団は採択された決議を携え、国土交通省や財務省に対し要望活動を実施。
面談した国土交通省の酒井庸行副大臣は「経済効果、防災の面を含め、非常に大きな意義のある道路。できる限り早めに進めていきたい」と述べ、国土交通省の廣瀬昌由技監、沓掛道路局長、財務省主計局の石丸直公共事業企画調整室長も要望内容に理解を示した。
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■圏央道総会 千葉県区間全通へ期待
4車線化、IC設置等も求める
首都圏中央連絡自動車道建設促進期成同盟会(会長=熊谷俊人千葉県知事)は5月11日、千葉市内で総会を開催。圏央道の千葉県区間約95㌔のうち、未開通の大栄JCT~松尾横芝IC間約18・5㌔について、2026年度中の開通が予定されている。総会では大栄~松尾横芝間の開通に向け確実に事業を進めるとともに、整備効果を高めるためのICやPAの更なる整備等を国に求めていくことを決めた。
冒頭、熊谷会長が「ラストピースである大栄~松尾横芝間が今年度開通することで、県内区間が全線開通する。これによりアクアラインを経て成田空港と羽田空港を結ぶ新たな軸が生まれ、我が国の産業競争力が大きく高まる」と挨拶。「圏央道があるからこそ、沿線全域にわたり雇用の創出や地域活性化など大きな経済効果が表れている。県として圏央道の1日も早い全線開通と4車線化の実現、ICの設置等に向け、国や高速道路会社に最大限協力していく」と語った。
総会では、25年度事業報告・決算案、26年度事業計画・予算案を審議し、原案通り可決。小泉一成副会長(成田市長)が「首都圏中央連絡自動車道の整備促進に関する要望書」(案)を朗読、採択された。
要望書では、大栄~松尾横芝の26年度の開通と大栄~多古間の26年秋頃の開通に向け事業を確実に進めることのほか、茨城・千葉県境~大栄間の4車線化の26年度の供用と松尾横芝~東金間の早期4車線化を要望。
4車線化未事業化区間については、圏央道の全線開通や「成田空港第2の開港プロジェクト」による交通量の増加等に対応するため、4車線化の優先整備区間に選定して早期事業化を図ることも盛り込まれた。
同同盟会では、この要望書を携え、国など積極的に要請していく方針。
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