新名神 八幡京田辺~高槻間 開通27年度目標に見直し

NEXCO西日本は9日、第2回の「新名神高速道路・八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間連絡調整会議」を関西支社新名神大阪東事務所で開き、八幡京田辺~高槻間の開通目標を23年度から27年度に見直すことが確認された。

区間内の枚方トンネル現場において、基準値の2倍以上の濃度の鉛が検出されたことで土壌汚染対策法に基づく工事を追加。また、地中にコンクリート構造物等が出現し、撤去作業を追加したため、工事着手が3年程度遅れた。加えて、シールドマシン発進立杭における想定以上の地盤の硬さなどから工法を変更したほか、掘削土の運搬計画、シールドマシンの掘進計画の見直し等に時間を要する状況となっている。

出席の沿線関係者からは「周辺ではまちづくりや民間事業等が進められている」「遅れは残念だが1日も早い開通を」等の意見が出たほか、「周辺のネットワークを鑑み、6車線化も視野に入れた事業を進めてほしい」といった要望も出された。

新名神の残る区間のうち、大津JCT~城陽JCT・IC間は24年度に開通する予定。八幡京田辺~高槻間の27年度の開通で、新名神は待望の全通を迎えることになる。

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