新東名 新御殿場~御殿場 4月10日に開通 国道138号も新規開通 東名と中央道つながる

NEXCO中日本は2月19日、新東名高速道路・新御殿場IC~御殿場JCT間(延長7・1㌔)が4月10日に開通すると発表した。同日には須走道路・須走口南IC~水土野IC間と、それに続く御殿場バイパス(西区間)水土野IC~ぐみ沢IC間の国道138号5・2㌔も開通することも決まった。これにより東名、新東名、中央道が東富士五湖道路を介してつながり、観光、物流等を支える道路ネットワークは更なる広がりを見せることになる。

新東名と国道138号の開通により発現が期待されるストック効果については、中日本、中部地方整備局沼津河川国道事務所、静岡県、御殿場市、小山町で構成されている「新東名・138BP開通効果検討会議」で検討、整理を行っている。

これによると、観光の繁忙期に日常の生活交通との輻輳で著しい渋滞が発生している御殿場~須走周辺の渋滞が緩和。主要観光地の富士山周辺、箱根地域、伊豆地域等の観光地へのアクセスも向上することから、新たな周遊観光ルートの形成も見込まれる。

このほか、中央道、東名の通行止め時の迂回ルートが強化され国土強靱化に寄与するほか、近隣の工業団地「富士山麓フロンティアパーク小山」で、新東名等の開通を見越して全区画が完売するなど、今後の地域雇用の創出や地域活性化への期待も大きい。

なお、4月10日には御殿場バイパス・ぐみ沢ICに接続する国道469号バイパス、新東名・新御殿場ICに接続する県道仁杉柴怒田線の開通も予定されている。

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